新卒で地方公務員はもったいない?【現役公務員】が民間会社を選んだほうがいい理由を解説します。

公務員×日常

今回はこんな悩みを解決していきます。

今、大学生で公務員試験を受けようと思ってるんだけど…

長澤くん
長澤くん

吉多先生
吉多先生
絶対に新卒で公務員は受けちゃダメだよ。その理由を解説するね。

✅本記事で解決する内容
・新卒で公務員に入ってはいけない理由
・新卒では民間!公務員には民間経験者枠という採用で!
公務員希望でも1度民間に入った方がいい理由

あまり知られていませんが、公務員には民間経験者枠という、いわゆる中途採用のような枠があります。

今回はそれのメリットについてご紹介します。

 

※著者について
Yoshida

民間の会社から市役所へ転職した現役公務員の吉多です。
現役公務員だからこそ言える公務員の”リアル”と公務員でもできる”副業”について、さらに元民間出身だからこそ分かる”裏側”について教えます。
ぜひ各種SNSも覗いていってください。

 

 

新卒で地方公務員になってはいけない理由4選

無駄な勉強が多い

地方公務員対策に 必要な勉強時間は、300〜1,000時間程度、必要な勉強期間は6ヶ月〜1年程度 と言われています。

大学で3年の頃から公務員試験に向けて勉強している人いましたよね。

 

後で詳しく記載しますが、

私が中途採用枠で勉強した時間は1週間でした。笑

しかも平日は民間で仕事をしつつ、片手間にYoutubeを見ながらの勉強で、です。

 

この比較で新卒がいかに勉強時間を無駄にしているかが分かるかと思います。

 

公務員から転職できない

 

これはよく公務員の同僚から耳にする言葉です。

公務員は転職市場で圧倒的に不利です。

 

なぜなら、業務の中で民間で活かせる要素があまりにも少なく、

営業経験や特別なスキルがある訳でもないからです。

 

 

給料が低い

地方公務員の初任給は18万円くらいだと言われています。

これは正直、民間企業の平均と同じくらいです。

 

1年間も勉強したのに、

入ったら入ったで数か月しか就活していない人たちと同じ給料しかもらえません。

 

しかも民間の仕事は研修期間などを経て、徐々に慣らしていくことがほとんどですが、

地方公務員の仕事は初年度から激務なうえに、

部署によってはサービス残業を強いられることもあります。

 

公務員試験に落ちたら…

 

就活は何社も受けることができ、どこかに入社できる可能性がほとんどですが、

公務員はそうはいきません。

 

公務員試験は一度落ちると次のチャンスは翌年までありません

また、仮に試験に合格しても、その後の面接で落ちて浪人した人もいます。

 

人生の1年間を無駄に過ごすことになるので、公務員は効率よく目指すことをオススメします。

それこそが、民間にまず入って民間経験者枠を使う、ということです。

 

民間経験者枠とは?

概要は?

公務員には民間経験者枠という中途採用のような雇用形態があり、

基準は市によって異なりますが、

基本的には

・同一民間会社で3年以上勤務
・民間会社で5年以上勤務
などの条件がついていることが多いです。
要は民間で3~5年以上経ったら公務員に中途採用で入れるといったような枠です。

給料は?

給料は民間の経験年数に応じて、

上がった状態で初任給となります。

つまり、

公務員に新卒でなった人(28歳)と

民間経験者枠で採用された人(28歳、民間6年)の人は同じ給料という扱いです。

試験内容は?

こちらも市によって異なりますが、だいたいの市が

①簡単な筆記試験

②作文試験

③面接

みたいな感じです。

 

①筆記試験は1週間もあれば対策できるような内容で、

②の作文も基本的な書き方さえ分かっていればそこまで難しくはないでしょう。

中でも民間経験者枠は③面接に力を入れている傾向があります。

こちらも対策が必要ですが、民間で面接を経験していればそこまで困ることはないと思います。

 

民間経験者枠を使うメリット5選

勉強が不要

これが一番大きい理由です。

新卒の公務員の勉強は確かに重要かもしれませんが、本当に仕事で使わない科目もあります。

ただし、試験に突破するためには勉強しなくては….

 

これって本当に無駄な時間ではないでしょうか。

 

その半年~1年間をほかの自己投資に使うことができた方が将来的には良くなります。

 

また、就活の時期に行う面接対策は本当に人生において役立ちます。

はっきり言って公務員試験を受けるより大事な経験です。

給料が高い状態で公務員になれる

そもそも公務員の給料は年齢を重ねるたびに上がっていくシステムで、最初はかなり低い設定になっています。

ただ、民間は会社によって異なります。

初任給から多くもらえることもあります。

 

つまり、民間の会社に就職して同い年の公務員より稼いでから

同じスタートラインで公務員に転職もできるというわけです。

 

民間で様々な経験を積める

 

民間に就職した場合、営業、事務、商品企画など様々な経験を積むことができ、

また、就活の際にある程度自分の好きな仕事内容や種類も選ぶことができるので、

同じ好みを持った仲間や同僚に出会うことができます。

 

地方公務員は希望の部署に行けることがほとんどなく、こういった経験は公務員では行うことができません。

 

自分の仕事の幅を広げるといった意味でも民間で経験を積むことが重要になります。

 

公務員を辞めたくなった場合の転職で有利に働く

 

もし地方公務員になることができたとして、辞めたくなった場合、

前述したように新卒で入った公務員はスキルがないので転職で何もアピールできません。

 

ただし、民間で経験していれば再度公務員から民間に転職する際に非常に役立ちます。

 

例えば、法人営業などは公務員ではほとんど経験することができませんが、

民間では最も必要となるスキルの1つです。

 

もし前職で経験があれば例え公務員を辞めたくなったときにこういったスキルを再度利用することができます。

リスクがない

民間経験者枠は会社に勤務しながらでも受けることができるので、

落ちても仕事がなくなるリスクがありません。

また、基準の年齢さえ満たしていれば

何年でも、どの市でも、試験を受けることができるので会社に所属しながら何度でも挑戦できます。

 

まとめ

公務員は新卒で入るよりも民間経験者枠を利用して入った方が

間違いなく多くの経験ができるし、人生を豊かにすることができます。

 

私もその1人で、民間でしか経験できなかったことが多くあるので転職後もその経験があって良かったと思っています。

 

人生の限りある時間を適切に使うために是非今回の方法を使ってみてください!

 

 

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